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新生!毎日、泣いて笑って喜んで哀しんでる、かなりラテンの血の濃い、そんな宮武嶺のエブリワンブログです!

子ども未来法律事務所通信3 京大入試問題ネット質問掲示板投稿少年事件 山形家裁不処分決定

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京都大の数学と英語の試験中、インターネットの質問掲示板「ヤフー知恵袋」に、携帯電話で接続して解答を募ったという、この事件。




これが偽計業務妨害罪に当たるというのは学説的には少数説なので、少年事件専門弁護士的には、審判で「無罪」を争うか、というところで悩むでしょうね。


だって、偽計業務妨害罪って、宅配ピザ屋さんに嘘の注文しまくって大混乱にするというイメージです。問題をネット上の掲示板に乗せることで、京大の採点業務が妨害されたと言えるかなあ。。。。「偽計」も「業務妨害」も怪しいです。




もともと、この少年を逮捕する必要なんかなかったです(軽罪だし、逃げも隠れもしない)。


それも、山形の子を京都の鑑別所に入れるというのもやり過ぎでした。弁護士としては、捜査機関のやり方に対して、そもそも「無罪」ではないかという形で争い、抗議するべきだという人も多いと思います。




それでも僕でもこの事件の付添人弁護士たちと同じく、少年と話し合って、法律的に争うことはしないと思います。


少年審判は刑事裁判と違うんです。




扱われているのは、刑罰の問題ではなくて、少年を教育するための保護処分です。ですから、少年の保護育成にとってマイナスなことはしません。


本人がやったことは人として恥ずかしいことだと考える、その力を身につけられるかどうか、そこが付添人の勝負のしどころなんですから。


 





真正面から難関に向かっている他のライバル達に比べて、卑怯な自分を見つめる手伝いをする。


そんな方法で「合格」しても、親も喜ばないし、自分も本当には喜べなかったであろう事実を共に見つめる。


なにが自分の人生で本当に大切なのか。どうして、道に迷ってしまったのか。何にとらわれていたのか。




余計な争いで、本人の内省を妨げるべきではないのだと考えます。




これは本当に意見が割れるところで、弁護に正しい答えはない、マニュアルは役に立たないというところです。




この少年の受けた社会的制裁は凄まじいものがあったでしょう。


これからも罪の重さに比べてずいぶん重すぎる荷物をしょって生きていくことになります。


本人も反省していることだから、裁判所が冷静に不処分にしてくれて本当に良かったです。




うん。よかった、よかった。




 



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いつの日か、あなたも・・・


 


 


 





 京都大などの入試中にインターネットの質問掲示板「ヤフー知恵袋」に問題を投稿したとして偽計業務妨害の非行内容で送致された元予備校生の少年(19)に対する少年審判が7日、山形家裁であり、矢数昌雄裁判長は処分しないことを決めた。


 決定によると、元予備校生はそれぞれ今年2月25、26日にあった京都大の数学と英語の試験中に、携帯電話で掲示板に接続して解答を募り、大学の業務を妨害した。矢数裁判長は「少年は不正な手段を使ってでも大学に合格したいと考え、発生した結果は軽くはない」と指摘。一方で、「少年は事実を認めた上で、大学に謝罪文を書くなど深く反省している。これまで問題行動はなく、母親も積極的に監督すると誓っている」として不処分と結論づけた。


 京都地検が3月、「保護観察が相当」との意見を付けて京都家裁に送致。京都家裁は元予備校生の出身地を管轄する山形家裁へ移送した。


 少年の付添人の弁護士によると、少年は決定を受け「ルールを破らずに今後まじめに生きることで反省の態度を示していきたい」と話したという。


 京都大広報課は「少年は社会的制裁を十分に受けた。処分結果についてはノーコメント」と話した。【安藤龍朗、浅妻博之】




毎日新聞 2011年7月7日 15時42分(最終更新 7月7日 22時59分)




 


 


 


京大入試投稿 不処分、付添人が会見



2011年07月08日 朝日新聞



 














写真

記者会見をした少年の付添人弁護士。左から阿部定治氏、植田裕氏、青柳紀子氏。「これから私たちも少年に声かけしていきたい」と語った=7日午後、山形市役所



 



 ▽ 少年「ルール守り真面目に」 審判で心境や反省


 少年は「まじめに生きることで、反省の態度を示していきたい」と語ったという。新手のカンニングが司法の場で裁かれた京大入試ネット投稿問題は7日、山形家裁が不処分の決定を下し、決着した。付添人を務めた弁護士らは「これから再スタート。一日も早く『社会復帰』してほしい」と19歳の未来を思いやった。


 山形家裁の審判後、少年の付添人を務めた植田裕、阿部定治、青柳紀子の3氏が会見した。少年は審判の席で落ち着いて受け答えをし、心境や反省の気持ちを語ったという。会見の主なやり取りは次の通り。


 ――決定への感想は


 私たちも不処分を求めていた。裁判所の判断を尊重したい。


 ――付添人として、今回の事案は立件するようなものではないと思うか


 立件するかどうかは捜査当局が判断することだが、カンニングが偽計業務妨害にあたるかは学説も分かれている。慎重な判断を求めたということはある。


 ――少年の反応は


 裁判所の判断を受け入れたい、と。「他の人にかけた迷惑がすべて解決したとは思わないが、これからルールを破らず真面目に生きることで、反省の態度を示していきたい」と言った。


 ――どうしても合格しないといけないという強迫観念からカンニングした?


 いろんな面でお母さんに負担をかけたくないという気持ちはあったのだろう。


 ――少年は改めて大学受験を考えているのか


 まだ決められない状態だろう。ただ、「今までは大学に入ってからどういう仕事に就くか決めようと思っていたが、きちんと『こういうことをやりたい』という目的を持って大学に入りたい」と話していた。今は受験とかはまったく具体的には考えていない。


 ――母親に悩みなどを話す機会がなかったことがカンニングに影響したのか


 予備校の寮に入り、親元から離れていた。悩みを一人で抱え込むことがあったかも。「これからは色んな人に相談したり話を聞いたりして、一人で抱え込まずに頑張っていきたい」ということでした。


 ――審判を終えて、少年に対する思いは


 とにかく一つのけじめがついたということ。これから再スタートできるわけだから。一日も早く「社会復帰」してほしい。何か困ったことがあれば、すぐに相談してもらいたい。私たちも声かけをしていきたい。


 ◇ これからは前向きに生きて 非行事実認めた君へ


 ネットへの投稿が発覚した2月末から大震災が起きる直前まで、連日トップ級で報じられた新手のカンニング。京大が警察に被害届を出す事件に発展し、かんかんがくがくの議論も巻き起こした。


 一番驚いたのは、君かもしれない。もちろん許されない行為だけれど、受験会場で携帯電話を操作していた時、そんな大ごとになるとは夢にも思わなかっただろう。


 専門家の見方も割れる事案だった。「かつての替え玉受験では私文書偽造を適用し、業務妨害には当たらないとの考えが強かった。今回は業務妨害の範囲を採点業務や合否判定業務にまで広げた」と学習院大の西田典之教授。大阪大大学院の島岡まな教授は「業務妨害としたのは判例から一定の理解はできるが、学説の立場からは疑問もある」と言い、甲南大の渡辺修教授は「業務妨害を認めた決定は妥当。ネット社会にふさわしいモラル教育が必要」と主張する。


 付添人弁護士は当初、君が入試を妨害するつもりがなかったことなどから、偽計業務妨害とされた非行事実を争う方針だった。でも君は「世間を騒がせたことも含め全責任は自分にある」と考えた。非行事実を認めると言う君に、付添人が折れた。それは一つの立派な態度だと、僕は思う。裁判所が非行事実を認めながらも「保護処分は必要ない」と決定したのも、君の姿勢を受けとめた結果だ。


 この決定で、君も社会も一つの区切りを迎えた。君が語ったように「大学に入る目的」ができたとき、もう一度受験にチャレンジしたっていい。そしてお母さんを大切にしながら、前向きに生きてほしい。そんな君を応援する人は大勢いるはずだ。(西尾邦明)



 

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