なでしこジャパン合コンツイッター騒動収束 佐々木監督お見事 危機管理はかくありたい
なでしこジャパンの優勝までの軌跡の中で、私が一番感動したのは、決勝戦のPK戦前の円陣でした。
なんと、佐々木監督はじめ、全員がニコニコ!満面の笑みで笑っているではありませんか!
PK戦といえば、男子日本代表元監督で名将の誉れも高いオシムさんなんて、「見ていられないから」(汗)と言ってロッカールームに引きこもってしまうほど緊張するはずのもの。
ましてワールドカップ決勝のPKでしょ?得点王にしてMVPの澤選手なんてPK蹴るのが嫌で、20番目にしてもらったそうです(爆)
そこをみんなで笑えてしまう佐々木監督は最高!あの笑顔を見たときに、私と同じく、これは勝ったも同然!!と思った日本人は多かったのではないでしょうか。
さて、帰国後、しょうもない事件がありました。PKで4番目を蹴ったなでしこジャパンの熊谷選手が、合コンに行った(さすが速攻)ときの様子を参加男子にツイッターで「実況放送」されてしまったのです。そこに佐々木監督批判めいたことまで書いてあったというのです。
(ほんまにしょうもない男や、こいつ!とか、あまり批判しすぎると、すぐに2ちゃんなどでさらにしょうもない奴らが実名をさらしたりする、この日本っていったい・・・・)
これに対する佐々木監督の謝罪会見がまた素晴らしかった。
「私の指導不足に尽きます。関係各位に深くおわび申し上げます。世界で戦ってきたなでしこへの注目度の変化に熊谷だけじゃなく、選手、私もしかり、対応できていなかった。もっと選手に徹底して、ことづけておかないといけなかった」
「16歳から熊谷と一緒に活動しているけど、書かれたことについては一切信用していない。熊谷を全面的に信頼しています」
自分の部下が、知らないところで自分を批判していると聞いたときに、こういう対応できますか?
お見事です。感服いたしました。
勝ちに不思議の勝ちなし。世界一になる人はやはり違う。優勝後にあらためてスポーツパーソンシップを教えてもらいました。
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(デイリースポーツ 2011年7月23日)
サッカー女子日本代表のDF熊谷紗希(20)=フランクフルト=の“ツイッター騒動”を受けて、佐々木則夫監督(53)が22日、都内で会見し、謝罪した。
佐々木監督は「私の指導不足に尽きます。関係各位に深くおわび申し上げます。世界で戦ってきたなでしこへの注目度の変化に熊谷だけじゃなく、選手、私もしかり、対応できていなかった。もっと選手に徹底して、ことづけておかないといけなかった」と、神妙な面持ちで切り出した。
本人と21日夕方に電話で話し、事情を確認したという。監督批判や、チームの内情を明かすようなことがあったとされる件について「16歳から熊谷と一緒に活動しているけど、書かれたことについては一切信用していない。熊谷を全面的に信頼しています」と言い切った。
思わぬ騒動となったが「不注意な部分はあった。すぐに切り替えるのは大変かもしれないが、反省するところはして、行動やサッカーで覆していってもらいたい。熊谷のサッカーへの姿勢を知っている選手たちがナーバスになることはない。熊谷ともども、みんなでロンドン五輪を目指していく」と、あらためてチーム一丸で頂点を目指していく決意を示した。
佐々木監督「PK戦の前は笑いが止まらなかった」=なでしこジャパン帰国会見
サッカーの女子ワールドカップ(W杯)で初優勝した日本女子代表(なでしこジャパン)は19日、都内のホテルで帰国会見を行った。会見には佐々木則夫監 督、大会MVPと得点王に輝いたキャプテンの澤穂希をはじめ全21選手が登壇。選手は全員が金メダルを掛け、W杯制覇の喜びを語った。
以下は、佐々木監督の会見での冒頭コメント。
「日本の皆さんがなでしこのことを応援してくれているのは現地ドイツでの報道を通じてよく分かっていました。勇気と感動を与えることができたと思います。 チーム一体となって選手たちが偉業を成し遂げてくれました。9月から五輪予選が始まるが、これに浮かれることなくしっかり足場を固めていきたいと思いま す。
(PK戦前に笑顔が出ていたが)米国は勝ったと思っていただろうけど、われわれにとっては天からの恵みみたいな展開になったので、笑いが止まらなかったん ですね。ギャグをやりたかったぐらいでした(笑)。熊谷だけ4番手と言ったら顔がひきつっていましたけど。澤は『わたしは絶対嫌だ』って言ってたんで、それすらも笑いにしちゃいました。
(今後について)わたしは北京五輪の4位という成績がすごく悔しかった。次のロンドン五輪でメダルを取ることを目標にしていましたけど、その前にW杯で取 ることができました。とはいえ、ロンドンでメダルを取るという目標については変わりません。ロンドン五輪後にもまたこのような場を設けていただけるように したいですね」
熊谷選手がツイッター騒動を謝罪 「監督批判は事実ではない」
サッカーの女子ワールドカップ(W杯)で優勝した「なでしこジャパン」のDF熊谷紗希選手 (20)が出席した私的な祝勝会での会話や写真が、同席した男子学生によって簡易ブログ「ツイッター」に投稿された問題で、熊谷選手は22日、報道陣の前 で「自分の軽はずみな行動が今回のことを招いてしまった」と謝罪した。
熊谷選手は同日午後、市長の表敬訪問のため訪れたさいたま市役所内 で報道陣の取材に応じ、「メダルを軽く扱ったように思わせてしまったことを反省している」と謝罪。一方で、熊谷選手が佐々木則夫監督について批判したり、 男子学生が熊谷選手の携帯電話に保存されていた同僚選手の上半身裸の写真を見たという投稿内容に関しては、「事実ではない。監督は人間としても信頼してい る。写真も持っていない」と否定した。
質問に答える中で「監督やチームメートに迷惑をかけてしまった」と涙を見せた熊谷選手だったが、問題の食事会について「最初は友人と食事をするつもりで、他の人が来ることも知らなかった。もう行きません」と“宣言”、最後には気丈な笑顔を見せた。
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