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新生!毎日、泣いて笑って喜んで哀しんでる、かなりラテンの血の濃い、そんな宮武嶺のエブリワンブログです!

自民が比例27%の得票率で小選挙区79%が取れる小選挙区制の弊害と、戦後最低の投票率の衝撃

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 自民圧勝、日本維新の会大躍進の総選挙でしたが、皆さんはどうお感じになられたでしょうか。


 私としては、自民党が単独で半数を大きく超える294議席→自公325、維新54議席という結果は想定はしていた結果の中では最悪部類、という感じで、予想外ではありませんでした。だから去年から維新を、今年の夏から安倍自民を一生懸命批判してきたわけですから。


 ただ、あらためてズシンと下腹に重いパンチを受けた(ことはありませんが)ような、覚悟をし直したという感じでした。


 この点、マスコミは、いまさらのように自民党が勝ち過ぎなどと見出しにしたり、語ったりしていますが、あんたらのせいやがな。


 もし、


「民主党政権維持か、自公政権成立か、第三極がどれだけ議席を獲得するかの政権の枠組み選択の選挙です」


ではなくて


「消費税増税、脱原発、TPP、改憲が焦点となる選挙です」


と政策本位の視点をマスコミが持っていたら、また違っていたんではないでしょうか。小選挙区制になったら二大政党制になって政策本位の選挙・政治になると言っていましたが、政党は分裂しまくるわ、政策はどうでもよくなるわ、小選挙区制とはひどい制度です。


国会議員の定数の削減と引き替えに復興増税をするのはナンセンス 小選挙区制度の問題に取り組め



 


 自民党の比例区の得票数は今回1660万票で前回民主党に大敗した2009年の1880万票から220万票減少しました。得票率は得票率も27.6%で09年の26.7%とほぼ変わりませんでした。小選挙区では43%の得票率ですがそれは全選挙区で候補者を立てられる政党がほとんどないからであって、自民の支持率は27%ちょっとというべきです。


 ちなみに2005年の小泉郵政選挙の2588万票と比べると 自民党は1000万票近く得票数を減らしています。このとき、296議席を獲得して大勝したわけですが比例は77議席で、今回20議席も少ない57議席にとどまったのです。あとで見るように、今回は投票率が低下し、組織力がある自民党に有利でした。ですから、投票率の減り方以上に自民党の得票数が減少したのは、単純に安倍自民党に支持が広がらなかったのが理由だといえるでしょう。


 逆に言うと、国民は前回2009年に大負けさせた時と同じくらいしか自民党を支持していません。自民党は有権者の4分の1強の表を取る硬い票田を持っているということに過ぎません。今回の結果で、安倍自民党を勝たせるなんて国民はバカだとか怒る人が結構いますが、国民が馬鹿になったとは言えないと思います。


 もし、民意が忠実に反映する完全比例代表選挙になっていたなら、27%の得票率の自民党は480議席中130議席台です。それが倍以上の294議席も取れてしまうなんて本当に異常な選挙制度です。そもそも小選挙区制度を導入したときに、国民と政治家が大きな間違いを犯したということですね。


 そして、国会はその時々の選挙制度で勝った議員で構成されていますから、小選挙区制度で勝った自民党らがこの選挙制度を改革することは永遠にない、というジレンマがあります。これが憲法学で言う「民主制の過程にかかわる権利が制約される際には厳格な審査基準で裁判所は臨まなければならない」という二重の基準の法理の問題です。


 議員定数不均衡だけではなく、小選挙区制を違憲だと問う裁判が求められているといえるでしょう。


消費税増税のために比例代表の議員定数を80削減したら、日本の民主主義は本当に終わってしまう!



 


 自公で3分の2というのは、参議院で否決した法案でも、衆議院で再議決すれば成立させられるということですから、これからまた悪政に対抗するのがしんどくなるなあとは思います。特に、改憲以上に、安倍氏が大好きな教育問題が本当に心配です。


 一点救いがあるとすれば、自公だけで法案を成立させられるので、危険な維新の会の出番が減ることですね。これだけは良かったです。夏までは単独で過半数という夢さえ見ていた維新の会なので、比例は民主党の30議席を上回る40議席を獲得して計54議席と議員数を5倍にした破壊力は凄いものの、右肩下がりなのも間違いなく、勢いは一定程度止まったと言えます。


 来年の夏の参議院選挙まで、日本維新の会は、安倍自民党とともに馬脚を現し続けてくれるでしょう。


 さて、今回の選挙の小選挙区で落選候補に投じられ、有権者の投票行動が議席獲得に結びつかなかった「死票」は、全300小選挙区の合計で約3730万票にのぼりました。なんと小選挙区候補の全得票に占める「死票率」は56.0%でした。このように小選挙区制度では、死票が多数出て民意が反映されない一方で、極端に第一党が大勝ちする結果が出るのはわかっていたので、自民党大勝にはびっくりしなかったのです・・・


 が、まさか、投票率がこんなに低くなるとはまるで思っていなかったので、これには文字通り衝撃を受けて、翌朝、思わず声が出ました。


 総務省によると最終投票率は59.32%(小選挙区)と、2009年の総選挙の69%を大きく下回り、戦後最低だそうです。しかも、せっかく投票所に足を運んでも白票や候補者以外の名前が書いてしまった「無効票」が約204万票に上ったこともわかっています。政党数が多すぎて混乱して間違えちゃった・・・だけではないでしょう。


 自分が危機感を持って選挙に注目していたから、日本中も盛り上がっていると勝手に勘違いしていたのですが、国民は白けていたんですね。期待を持っていた民主党に裏切られ、そのあとが前に失敗したことのある安倍氏では、盛り上がりようもなかったんですかね。


 人は小泉選挙や政権交代選挙の時のように熱狂したときには動くけれども、危機感では動かないということがよくわかりました。


 選挙が公示されてから、安倍自民党や石原橋下維新の会に投票するようなら、国防軍に徴兵されてもしかたないんですよ、と何度も書いたのですが、ほんとは、そもそも選挙に行って投票しなかったら、あとでどうされても文句言えないんですよと言わなきゃいけなかったんだなあ。


 安倍自民党の圧勝よりも、4割以上の人がそもそも棄権してしまったという事実にこそ、何とも言えない寂寥感を感じた今回の選挙でした。山本太郎くんの「いまは一人」どころか、生涯一無党派の私は「これまでも一人 これからも一人」状態ですから、どうしよっかなあ〜〜と思っちゃいますね。



 


 


 


でも、人類の進歩の歴史からしたら、2歩退いてもまた1歩ずつ3回進めばよろしいのです。


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自民の比例得票率、大敗した前回選とほぼ同じ


 比例選(定数180)では、自民党の得票率が27・62%で、大敗した前回2009年衆院選の26・73%とほぼ同じだった。


 民主党は16%で、大勝した09年の42・41%から大幅に減らした。


 自民、民主両党の得票率の合計は43・62%。03年衆院選以降は、両党の得票率の合計は7割程度で推移してきたが、今回は大幅に下がった。


 日本維新の会は40議席を獲得し、民主党の30議席を上回り比例選で第2党になった。得票率は20・38%で、全11ブロックで議席を獲得。特に、地盤とする近畿ブロック(定数29)では10議席を得て、自民党など他党を抑えて第1党となった。


 みんなの党は8・72%で、09年の4・27%から伸ばした。日本未来の党の得票率は5・69%だった。


(2012年12月17日13時30分  読売新聞)

 

 

 



毎日新聞 2012年12月17日 13時10分(最終更新 12月17日 13時28分)




得票数と議席数のギャップ(小選挙区)
得票数と議席数のギャップ(小選挙区)




 今回の衆院選で小選挙区に出馬した自民党候補は、300選挙区の有効投票総数のうち43%の票を得たの に対し、獲得議席数は300議席の79%にあたる237議席と大勝した。一方、民主党は有効投票総数に占める総得票率が22.8%だったが、300議席の 9%にすぎない27議席しか獲得できなかった。得票率と獲得議席に大きな乖離(かいり)が生じ、各選挙区で1人しか当選しない現行の小選挙区制の特徴が改 めて浮き彫りになった。


 今回の衆院選の小選挙区の有効投票総数は約5963万票だった。日本維新の会の得票率は11.6%で、300議席の4.7%の14議席を獲得。今回最多の299選挙区に候補を擁立した共産党は、得票率7.9%に対し獲得議席はゼロだった。


 小選挙区は比例復活を除けば1人しか当選しないため、落選候補に投じられた票の多くが民意を議席に反映しない「死票」になる。候補9人が乱立した東京1区は得票率29.3%の自民党候補が当選し、落選候補の得票割合は計7割に達した。


 09年衆院選をみると、民主党は得票率47.4%で7割を超える議席を獲得。自民党も「郵政解散」の05年衆院選で、得票率47.8%で同じく7割超の議席を得ており、選挙制度が選挙のたびに結果が大きく振れる一因となっている。【朴鐘珠】


 





 16日投開票された衆院選で、小選挙区で落選候補に投じられ、有権者の投票行動が議席獲得に結びつかなかった「死票」は、全300小選挙区の合計で約3730万票に上った。小選挙区候補の全得票に占める「死票率」は56.0%で、前回の46.3%と比べ9.7ポイント増となった。
 今回は「第三極」として新たに日本維新の会や日本未来の党が参戦して12党が乱立。共産党も前回までの方針を転換し、原則として全選挙区に候補者を立てた。当選者が1人の小選挙区制では、候補が多数で票が分散されれば当選ラインは下がり、落選候補の合計得票数が増える傾向があることから、前回より死票率が上がったとみられる。
 死票率を政党別にみると、小選挙区で237議席を獲得した自民党は12.9%で、大敗した前回の74.0%から大きく低下。一方、惨敗した民主党は前回の13.2%から82.5%に大幅上昇した。第三極同士で共倒れが目立った維新も81.9%。小選挙区全勝の公明党は0%だった。






 


投票率最低なのに…選挙区の無効票「過去最高」




 【伊木緑】16日に投開票された衆院選小選挙区で、白票や候補者以外の名前が書かれた「無効票」が約204万票に上ったことが朝日新聞の集計で分かった。今回は投票率も過去最低だが、投票所に足を運んだものの投票先に悩み、白票を投じた有権者の姿が浮かび上がる。


 朝日新聞が各都道府県選管の開票資料に基づき、投票者数から候補者への投票数を引いて集計した。204万票は投票者数の3.31%に当たる。計算方法が異なるので単純比較はできないが、総務省の集計では、これまでの無効票率は2000年の2.99%が最高だった。


 都道府県別で割合が高かったのは高知県の5.24%、大阪府4.63%、熊本県4.44%、東京都4.20%の順。高知県選管の担当者によると、県全体の無効票約1万7千票のうち半数以上が白票で、候補者以外の名前を記した票も多かったという。


 明治学院大の川上和久教授(政治心理学)は「誰に入れたらいいか分からないが棄権はしたくないと悩んだ結果、白票を選択した有権者が多かったのではないか。今回は政党が乱立したが、政策に共感できる政党があっても、その党の候補者が選挙区にいないケースがあったことも影響した可能性がある」と指摘する。 




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